顎の骨の中にある親知らずの痛みにより、顎が全体が痛くなり、口が開かなくなる場合があります。
レントゲン像を見ると、太い血管と太い神経(赤線)が親知らずに密接しているうえ、根も曲がっているので、細心の注意が必要な症例です。
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大学病院の口腔外科にお願いしたかったのですが、「どうしても、ここで。」と、いう希望で、土曜に120分の枠を取り、手術開始。
この抜歯は、顎の骨を削る必要があるので、外科用器具を準備しておきます。 |
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まず、外科用モーターで顎の骨を削り、親知らずの歯冠部分だけを切断して除去。
レントゲンで切断を確認後、奥の顎の骨を削り、残っている根を確認。
残っている根を上下に分割して、上部の根を除去。
下部の根は、神経と血管を傷つけないように、滑らすように慎重に摘出。
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約60分で終了。
顎を削って抜歯しているので、少し腫れましたが、術後の経過は良好です。 |
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